1993年2月23日生まれ。
東京外国語大学東南アジア課程ラオス語専攻卒業。
(よく聞かれるので最初に書くと、ラオス語を選んだのは、1番何にも知らないところの言語をやろうと思ったから。高校生の歴史の教科書では、ラオスという言葉は一度しか出てこなかった。それが一番の理由でした。普通に生きていたら、おそらくそれ以上を知ることができないんじゃないかと17歳のわたしは思ったのでした。)
中学卒業前の14歳くらいの頃に、ピアノ教室を営む母に隠れて、かつて母が使ったと言うギターを物置から引っ張り出し、ギターの練習と作曲をコッソリやっていたのがはじまり。
2014年春に大学を休学し、旅に出ます、といって移住しつつ音楽活動を開始した。はじめて歌った場所は学芸大学アピア40。旅ももちろんした。
その年の夏、ライブに来られた方が、不意に数枚のCDをプレゼントしてくれたが、その中の『回帰線 / 南正人』というアルバムに心底衝撃を受ける。ネットで調べたなら、大学の先輩だということも判明し、近場でもライブをしているとのことだったので下北沢のlownに南正人氏のライブを観に行った。新参者ということで、リクエストしてみたらとマスターの優しい計らいから、「こんなに遠くまで」、「果てしない流れに咲く胸いっぱいの愛」をリクエストした。
年末のライブでタイのシャンバラまつりという、氏主催の音楽フェスティバルがあるということで、最後の一枚のフライヤーをもらう。
タイなら、ラオス語でも頑張れば通じる!!
というシンプルな考えも相まって2015年から2020年までシャンバラ祭りのスタッフと出演者として参加。最終日の南正人氏のステージで演奏される「平和のラップ」の演奏に南正人&ヘポパ楽団としても参加。歌は、何ヶ国語にも翻訳され、大曲となった。
この数年で、タイの友人たちのおかげでタイ語も上達し、文字も読めるようになった。
タイには大体年に2ヶ月滞在し、そのついでに中国の雲南や、広西省やラオスなどを色々と回った。
広西省チワン族自治区の独特な文化、掛け合い歌を体験する旅など、旅の真ん中には気づけばいつも音楽があった。(旅日記は、ブログのカテゴリーで旅を選択すると読めます)
かけがえのないタイの友達もでき、タイの旅やシャンバラまつりは今の自分のコアともなっている。
日本では都内をはじめとし、南正人氏とスノーボーダーでもあるPRANA PUNKSの渡辺尚幸氏との3人の「美女と野獣ツアー」で各地を回ったり、南正人氏のレコーディングに参加したり、1人で各地に歌いに行ったり、演奏を続けている。
2017年9月、休学生活から舞い戻って、卒論テーマを『ラオスにおけるベトナム戦争』と題して無事卒業。ベトナム戦争では、1番爆弾が使われたのはラオスで、ホーチミンルートの大半はラオスを通っていたりと、世の中は知らないことだらけだと、本当に思う。
2018年 吉祥寺のアナログレコーディングスタジオGOK SOUNDで1stアルバムを制作。『夜をくぐり抜けるために』をリリース。
2019年 同スタジオにて2ndアルバムを制作。「今夜は月が丸いから」リリース。
2021年 今年初めに旅立った南正人トリビュートツアーと題して、PRANA PUNKS渡辺尚幸氏とツアーを継続。そのほか大阪や沖縄を始めとして各地でライヴを行っている。
夏には昨年に続き、作家写真家の藤原新也氏の会員サイト限定の配信コンテンツで、ライヴを配信。好評となり当初期間限定配信だったが延長となり、いつでも観れるコンテンツとなった。
2021年12月発売の成田ヒロシ氏の新しい作品のレコーディングにボーカル、ギターで参加。自身の新曲と成田氏のコラボ作も収録。
11月発売の不思議音楽館vol.5の付録MIXCDに新録の旧ユーゴスラビアの代表曲 Imaneka Tajna Veza のカバーを収録。
12月 “Life is Short Show 2021 Winter” で渋谷ユーロライブで上映された山本大策監督作品の映画『パステロルナ』の音楽を担当。
2022年1月28日DU BOOKSより発売の『アジア都市音楽ディスクガイド 』のタイとラオスを担当。計54曲の選曲とレビューを執筆。
3月発売の南正人トリビュートアルバムにも参加。